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『きみの色』を映画館で見たら、やす子だった

ハローなのじゃ!

余は最近、映画を定期的に見るようにしているのじゃ。

理由は、樺沢 紫苑さんの著書『インプット大全 (サンクチュアリ出版)』で、映画や舞台などもインプットじゃと書いていたからなんじゃ。
そういえば映画をあまり観に行かないなと思って、意識的に足を運んでいるということじゃな。

ということで、今日もレイトショーで見てきたぞ。

前に映画を見に行った時に劇場予告で見てからこの作品を気になっていたのじゃ。

きみの色のポスター

出典:https://kiminoiro.jp/

それは、『きみの色』じゃ。

この作品を見て思ったのは、

「水金地火木土天アーメン」良すぎ

『きみの色』劇中歌「水金地火木土天アーメン」

それだけ言えれば、もう言い残すことはないでおじゃる。

目次

劇中歌はめちゃ良い

この曲を聞いて、安直に相対性理論ぽいと思ったんじゃが、それよりも電子音楽感が強くて、ボカロが古来より好きじゃった余からすると、とても好きなタイプの曲じゃ。

この作曲者は、agraphというソロユニットとして活動されている牛尾 憲輔 (うしお けんすけ)さんじゃ。

調べてみると、最近でいうとチェンソーマン僕の心のヤバイやつ天国大魔境など数々のアニメ作品で音楽を担当されているみたいじゃな。

最初はひどい歌詞じゃな、と少し恥ずかしい気持ちを抱えていたのじゃが、バンドサウンドの水金地火木土天アーメンはとてもかっこよく、グッとくるものがあったのう。

バンドは奇妙

「バンド」と言っても、構成は奇妙でいて、
・ギターボーカル
・キーボード
・パソコンとかで色々やる人
の3人によるユニットじゃ。

主人公はキーボードの子なのじゃが、ライブでギターボーカルの子がセンターマイクの前に立った時、「え?!其方(そなた)が歌うのか?!」と驚いたものじゃ。
確かに、ギターボーカルの「きみ」は声楽隊に入っていたみたいなので、歌には自信があるのじゃろう。実際上手じゃった。

それにしても、バンドの構成といい、曲といい、やってることが思想強めの身内しか寄せ付けないイキリオタクバンドサークルじゃな。
少なくとも高校生がやるようなバンドではないのう。

最初からオリジナル楽曲で活動し始めたり、キーボード初心者の主人公「トツ子」 が爆速で曲を書き上げてデモテープを作ったり、ラジオで聞いた曲を「おれちょっと弾けるかも」と言って色々やる人「ルイ」が謎の楽器テルミンで演奏し始めたり、私もと言わんばかりにそれに合わせて、きみはセッションし始めるが彼女はギター初心者だという。
何かがおかしいのじゃ。

内容は深くはない

この映画は上映時間100分と少し短めだが、内容に関しては、正直深い話はあまりない

キリスト教系女子高校に通う女子生徒がバンドをするというギャップと、主人公以外の2人が家族にバンドをしている事実を話していないというのが物語に少しの緊張をもたらしているが、割とあっさり家族も認めてくれるため、山場という山場はないかもしれない。

それでも、高校生が学園祭のステージで魅せる一生懸命な演奏とそれを見守る仲間と厳しかった先生、そして支えてきてくれた家族がステージを見つめるその空間全体に、なんかいいなあ….、と頬を緩ませて見てしまうことは間違いない。のじゃ。

おわりに

評価点としては、72点中54点じゃ。

18で割ると3/4だから100点満点に直すと75点じゃな。

楽しく見れたが、AVでも物語性を重視する余からすると、もう少し学生ならではの苦悩とか葛藤、衝突があったら、最後のライブシーンの脳汁はあと3L出たと思うのじゃが、そこが残念なところじゃ。

繰り返すが「水金地火木土天アーメン」は良い曲なので、それを劇場で全身で受け止めに行くだけでも価値があるかもしれぬぞ。

機会があれば見に行くとよい。水曜日はTOHOシネマが安いぞ。

追記:
この口調をしていると、余が博士なのか平安貴族なのかわからなくなってくる時があるぞ。
余は平安貴族じゃぞ!!余は!!!

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この記事を書いた人

平安貴族
使い捨てカイロが自治体によっては不燃ゴミの可能性があることを広めるために現世に降り立った

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